「世界一の環境先進大学」三重大学のユネスコスクール活動

 三重大学は全学的な取り組みとして、2009年8月に日本の総合大学初となるユネスコスクールに加盟、ASPUnivNetのメンバーとして三重県のユネスコスクール活動の活性化に貢献しています。大学自身も様々な持続発展教育(ESD)活動を行うことで、大学の社会的責任(USR)を果たし、これらの活動を通してグローバル人財を育成しています。
 

ESD活動紹介

1. 環境教育活動

 本学は、2014年11月に開催されたESDユネスコ世界会議に合わせ、ESDユネスコ世界会議あいち・なごや支援実行委員会のパートナーシップ事業として「ESD in 三重 2014」(11月7日~12日)を開催しました。本事業には、県内のユネスコスクールを中心とした小・中・高校生や三重大学の留学生を含む大学生、海外から招聘した高・大学生など、19カ国210名の小・中・高・大学生が参加し、様々なESDプログラムを体験しました。また参加したユースは「アジア・太平洋持続可能な開発のための教育(ESD)ユース宣言」を作成し、これからの持続可能な社会に向けて自らの役割を考え、それを発信しました。
 

2. エネルギー教育活動

三重県内の小・中・高・大学を対象とする実践的生物多様性教育を実施するとともに、本学に隣接する町屋海岸において、地元小・中学校、地域住民、企業、自治体からなる認識共同体を形成し、環境教育・環境再生活動を行っています。また2014年度からは、「松名瀬干潟」(三重県松阪市)において、三重大学環境ISO学生委員会が地元の小・中・高校生や地域住民、企業と協働して、清掃活動を行うだけでなく、清掃参加者に干潟に生息する生物や植物を紹介し、自然豊かな水環境を未来へ残すための周知・啓発をしています。
 

ユネスコスクール支援内容

 ユネスコスクールは三重大学をはじめ、県内の小・中・高校の16校が加盟しています。現在は大学生向けに実践している教育のほか、地域の教育機関と連携し様々な支援を展開しています。
 

1. 加盟校・申請校を中心とする近隣小・中学校への支援活動

 三重大学は全学的な取り組みとして、2009年8月に日本の総合大学初となるユネスコスクールに加盟、ASPUnivNetのメンバーとして三重県のユネスコスクール活動の活性化に貢献しています。
また、文部科学省「平成26年度 ユネスコ活動費補助金 グローバル人材の育成に向けたESDの推進事業」の採択を受け、「三重ブランドのユネスコスクールコンソーシアム」の構築を進めています。
 三重県では、三重大学をはじめ、県内の小・中・高校 15校がユネスコスクールに加盟しています。大学生向けに実践している教育のほか、地域の教育機関等と連携し、環境教育、キャリア教育の推進と外国籍学生の学習支援に取り組んでいます。他地域でのイベントや他校との交流に関する情報を県内ユネスコスクールに提供すると共に、参加の呼びかけを行い、交流を促進しています。2014年度に実施した「ESD in 三重 2014」には、県内小・中・高校のユネスコスクール(加盟申請中含む)を中心とする10校から57名の児童・生徒に参加いただき、交流しました。また、ユネスコスクール加盟を希望する学校については、相談と申請書類作成支援を行っています。(2014年度は担当県である長野県を含めて9校)

 

2. 三重大学のユネスコスクール活動

 本学は、持続可能な開発のための教育(ESD)活動を行うことで、大学の社会的責任(USR)を果たし、これらの活動を通してグローバル人財を育成しています。
  本学ではユネスコスクール認定を取得した2009年度から、ユネスコスクール活動の推進及びESDのさらなる発展について考える研修会/シンポジウムを開催しています。2014年度は12月に「ESD in 三重 2014」国際会議として開催し、独立行政法人理化学研究所 理事長特別補佐(前文部科学省国際統括官)加藤重治氏による基調講演や現在加盟申請中を含む県内ユネスコスクールの活動事例報告が行われ、ESDに関するユネスコ世界会議の成果を学び今後の展望を考える機会となっただけでなく、県内ユネスコスクール間のネットワーク構築の機運を高め、連携を強化することができました。
※写真(右):「ESD in 三重 2014」国際会議 加藤重治氏による基調講演