東北地方の豊かな教育的リソースを生かして 
―環境教育・国際理解教育、Riceプロジェクト、防災教育(教育復興支援)を推進

 

ESD活動紹介

ユネスコスクール加盟とASPUnivNetの提唱

2007年に本学附属小学校がユネスコスクールに認定され、2008年には国内2番目に大学としてユネスコスクールに認定されました。その後、ユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)の設立を提案しました。2009年度には、ユネスコスクールネットワーク(ASPnet)& ASPUnivNetダブルネット推進会議を開催しました。2009~2010年度はASPUnivNet事務局を担当し、2010年11月文部科学省主催の第2回ユネスコスクール全国大会を本学において開催しました。
 

世界で最初にRCEに認定―仙台広域圏ESD・RCE

  2005年に、仙台広域圏は、世界で最初にESDを進めるための国連大学の地域の拠点(RCE)の7つの地域の一つとして、国連大学から認定を受けました。宮城教育大学は仙台広域圏ESDプロジェクトの事務局を担当。4地域(仙台地域・大崎地域・気仙沼地域・白石七ヶ宿地域)、2大学(本学・東北大学大学院環境科学研究科)が連携し、宮城県内のESDの推進を役割を担っています。仙台広域圏と連携した当地域のユネスコスクールの取組みは、2014年のESD世界大会におけるユネスコのDESD最終報告書“Shaping the future we want”の157頁において、世界の優良事例として取り上げられています。
 

教員養成におけるESDの推進―持続発展教育カリキュラム

   教員養成大学として、学部教育において、現代社会が抱える多くの課題を解決する能力(地球的視野に立って行動でき、変化の時代を生き抜いていける教員としての資質を育成するために、持続発展教育カリキュラム「現代的課題科目群(副専門)」8単位を設置しています。
 

コンソーシアム事業推進地域に認定

   「東北の自然環境と防災および国際連携をコアとしたグローバル人材の育成とESD地域モデルの創出」が、5つのコンソーシアム事業の一つに認定されました。東北地方のユネスコスクールがコンソーシアムを形成し、ユネスコ協会・NPO、企業、社会教育施設などが支援する自律的なシステムの構築を目指します。
 

ユネスコスクール支援内容

1.ESD教員研修会の開催

ユネスコスクールに加盟した学校に向けて、ユネスコスクール研修会を開催しています。2014年度は、「第3回ユネスコスクール東北大会/第4回ユネスコスクール宮城県大会」を10月に開催し、全国から多くの参加がありました。また、免許状更新講習においては、「持続発展教育入門」などのESDをテーマとした講習を、気仙沼地域・白石地域・南三陸地域など、ユネスコスクールが多い地域で開設しています。本年度は、教員研修のためのテキスト『ESDって何だろう』を刊行しました。
 

2.Riceプロジェクトの推進

 2010年度から、国内ユネスコスクール加盟校が東アジア・東南アジア地域のユネスコスクールと交流することを目的として、「Riceプロジェクト」を実践しています。2014年度は、宮城県大崎市とタイ王国のユネスコスクール間の交流を実施するとともに、10月に「Riceプロジェクト成果発表会」を開催し、国内外のRiceを通じたユネスコスクール活動や国際交流の状況について報告を行いました。本年度は、これまでの取組をまとめた書籍『お米(RICE)」を活用したESD創造的な実践をめざして』(クリエイツかもがわ)を刊行しました。
 

3. ユネスコスクール加盟支援と学校支援

学校・教育委員会主催の研修会でESDの理念やユネスコスクールの紹介を行うとともに、ユネスコスクールへの加盟を希望する学校には、申請の方法や申請書の書き方などについて助言を行っています。学内にある教育的リソースを活用して地域に還元しています。さらに、地域の教育委員会や仙台広域圏ESDプロジェクト参加団体、JICA、NPOなどと連携しながら、環境教育や国際理解教育などの分野で、ESDの推進とユネスコスクールの支援を行っています。
 

4.ESDにおけるDRR(防災教育)の推進

東日本大震災以後、東北地方の教育の中核を担う教員養成大学として、2011年6月に開所した本学教育復興支援センターを中心に、学生ボランティア派遣などの継続的な支援を行っています。2015年の3月には、仙台で国連世界防災会議が開催されるため、被災地を代表して、国際フォーラム「持続可能な開発のための教育を通じた防災・減災の展開〜より良い子どもたちの未来に向けて〜」を開催します。