地域と連携したESDの推進
 

ユネスコスクール支援内容

1.ユネスコスクールの加盟申請とESD実践の支援

  岡山大学は、ユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)の創設期からの加盟校ですが、2013~2014年度には事務局担当校となり、全国のユネスコスクールにおけるESD実践の支援をコーディネートしてきました。日本/ユネスコパートナーシップ事業の申請及び文部科学省・ユネスコスクール事務局(ACCU)との協議等を行い、大学によるユネスコスクール支援について企画・実施・評価・改善のリーダーとしての役割を担ってきました。
 岡山地区のユネスコスクールへの支援としては、毎年8月にユネスコスクール研修会を開催しています。2014年度は「学校間交流」をテーマに、小・中・高の優れた実践の報告と校種毎の実践交流・検討を行いました。
また、教育学研究科は「ESD協働推進室」を設置し、岡山市のユネスコスクール推進事業に協力し、研修会の開催に参画しているほか、市内のユネスコスクールおよび加盟をめざす幼・小・中学校における校内研修への講師派遣、ESD関連活動への学生ボランティアの派遣などESD実践に対する具体的な支援を行っています。
 

2.ESDに関するユネスコ世界会議(2014)の支援

  2014年に、岡山市で「ESDに関するユネスコ世界会議ステークホルダー会合」(ESD推進のための公民館-CLC国際会議、ユネスコスクール世界大会、ユネスコESDユース・コンファレンス、グローバルRCE会議、教師教育に関する国際会議)が開催されました。
 岡山ESDプロジェクトに加盟している岡山大学は、同会議の岡山支援実行委員会の一員として大会準備に参画しました。ユネスコスクール世界大会に関しては、運営する高校生をサポートする大学生チームを組織し、ユネスコスクール全国大会に関しては、その会場となり、同会議の開催に貢献しました。
 

ESD活動紹介

1.ユネスコチェアの設置と高等教育におけるESDのネットワーク

岡山地域は2005年6月に「ESDに関する地域拠点RCE(Regional of Expertise on ESD)」として世界最初の7カ所のうちの1つに認定されました。岡山大学は高等教育機関としてのESD取り組みの強化とRCE岡山の関係機関と連携した広範なESD活動の展開を目的として「岡山大学ユネスコチェア:持続可能な開発のための研究と教育(UNESCO Chair in Research and Education for Sustainable Development at Okayama University)」を申請し、2007年4月にユネスコから認可を受けました。
また、環境生命科学研究科を中心に、国内高等教育機関によるESDネットワーク組織であるHESDフォーラム、アジア・太平洋地域の大学が参加するESDネットワーク組織であるProSPER.Netに参画し、国内外の高等教育機関とのESD連携を進めています。2008~2010年度には文部科学省・組織的な大学院教育改革推進プログラム「アジア環境再生の人材養成プログラム-循環型社会形成学と持続発展教育(ESD)の融合-」が採択され、環境生命科学研究科に「アジア環境再生特別コース」を設置しました。

 

2.ESDの理念を位置づけた教員養成

 岡山大学の全学教職課程は「ESDの理念をもち、4つの力で構成される教育実践力をバランスよく身につけた反省的で創造的な教員」を育てることをディプロマ・ポリシー(DP:修了時の到達目標)に掲げています。教育学研究科では、このDPの実現に向けて、必修科目にESDの基礎的理解に関する内容を盛り込むとともに、ESDの実践力向上を目指す「ESDの理論と実践」を開講しています。また、ESD協働推進室を設置し、大学・学校・地域と連携したESDの推進に取り組んでいます。